HOME

 

過去放送一覧


08年07月11日(#012)

爪に半月状の白い模様がある理由は?

・ 緑色のものを青で表現する理由は?

足すを「+」引くを「−」で表す理由は?

一週間が「月・火・水・木・金・土・日」と太陽系の星の名前が付いている理由は?

 緑色のものを青で表現する理由は?

 

 基本データ

<プレゼンター>
 ウエンツ瑛士

<購入者>
 ラサール石井、優木まおみ、千秋、田中麗奈、大竹まこと

 

 

 

 理由

 緑色のものを青で表現する理由は、古代の日本語に色を表す言葉が4つしかなかったことと関係しています。

 奈良時代や平安時代、日本には色を表す形容詞が、「白し」、「赤し」、「青し」、「黒し」の4つしかなく、その4つの言葉で全ての色を表現しなければなりませんでした。

 このため、この4つの形容詞は、現在の「白」、「赤」、「青」、「黒」よりも表現する色の範囲が広く、奈良時代や平安時代の「青」は、現在の緑色から紫色、灰色までを表す言葉になっていました。

 そして、正確に言えば緑色なのに、「青リンゴ」、「青汁」、「青のり」、「青虫」、「青しそ」、「青ねぎ」、「青菜」、「青々と茂る」などの言葉が現在まで残っているのは、緑色を青と表現していた頃の名残です。

 よって、緑色のものを青で表現する理由は、奈良時代や平安時代の「青」の形容詞が緑色も表す言葉であったため、その名残が今も残っているからです。

 

 

 

 メモ

・ 奈良時代や平安時代は、例えば黄色は赤寄りの色と判断され、赤で表現されていました。なお、昔の赤には「明るい」、「明らかに」などの「明」の意味があったため、「赤の他人」(明らかに他人)、「赤っ恥」(明らかに恥)などの言葉が今でも存在します。

・ 信号機も、緑のものを「青信号」と言いますが、これは法律により「青信号」と呼ぶことが決まっています。なお、戦前の法律では「緑信号」と表記されており、これが戦後の法律で「青信号」という表記に変わったのは、多くの人が緑色の信号を普通に「青信号」と呼んでいたからです。

・ 実際の信号機の色も、昭和50年頃までは今の信号機の緑色よりも、もっと緑色をしたものが多くなっていましたが、「青信号」という名前に近づけるためや、色覚に障害を持つ人などへの配慮から、昭和50年頃からは現在よく見かけるような青緑に近い緑色の信号機が多くなっています。

・ 中国やベトナムなどでも日本と同じような理由で、緑色のものを「青」で表現する風習があります。

 

 

 

 

 


●--    HOME    --●